2009年8月28日
筋肉痛のメカニズム
痛みのメカニズムについてはいくつかの仮説があるが、統一された学説となるには至っていない。
骨格筋は数千本の筋線維が束になり、この束を筋膜が包むように形成されるが、痛覚を伝える神経終末は筋膜には接合しているものの筋線維には接合していない。このため、伸張性収縮などによって筋肉が過負荷を受けた瞬間(筋線維がミクロレベルで損傷した瞬間)に痛みを感じることはない。よって筋肉痛の原因は、筋肉自体の損傷ではない。ただし、筋膜までも損傷するような疾患(一般的に「肉離れ」と称するもの)の場合は即痛みを伴う。
一般的な説明として多いのは、「運動で生じる疲労物質『乳酸』の一部が筋肉中の毛細血管に長時間残存し、これが筋肉への酸素供給を阻害して鈍痛を引き起こす(肩こり等と同様の現象)」という仮説である。しかし、伸張性運動の場合に筋肉痛が発生しやすいこと、血液中の乳酸値が運動後比較的速やかに下がってしまうことなどとの矛盾が指摘されている。
現在最も有力なのは「筋線維とその周りの結合組織の損傷が、回復過程において炎症を起こし、この際に発生した発痛物質が筋膜を刺激する」という説であるが、実際にどのようなメカニズムで炎症を起こしているのかについては、詳しいことがわかっていない。
心筋
心筋は筋肉痛にならない。骨格筋と異なり、心筋では伸張性収縮のような運動が起こらないからとも言われる。しかし、詳しいメカニズムはよく分かっていない。
幼児期
3〜5歳頃の幼児期には筋肉痛が起こらない。これも詳しいメカニズムは分かっていない。
通常は筋線維とその周りの結合組織の回復過程が終息するに伴い、筋肉痛も自然に解消の方向に進む。
痛みを和らげる方法としては、安静にする・入浴などで筋肉を温めるといった「消極的休息」のほか、軽度の運動やストレッチングなどで血行をよくする「積極的休息」がある。
筋肉痛が運動の翌々日以降に発生すると「年取った証拠」などと揶揄されることがある。これは「筋肉痛の加齢遅延説」とも呼ばれ、様々な仮説が立てられているが、科学的にこれを証明したデータはなく、俗説に過ぎない。
なお、遅発性筋肉痛は年齢に関係なく、弱く長い負荷の運動では早く痛みが出て、強く短い負荷の運動では遅く出る傾向がある。「加齢により肉体のパフォーマンスが徐々に落ちる→若年時には強く感じなかった運動が"強い負荷"となってしまう→筋肉痛が遅く出る」という流れで、加齢遅延説を生む背景になっていると指摘する専門家もいる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
筋肉痛の加齢遅延説は科学的にこれを証明したデータはなく、俗説に過ぎないようです。
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